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6月24日。水曜日の夜。
一週間の中で、もっとも報われない夜かもしれない。
月曜と火曜で、すでにかなりの量の何かを削り取られた。
頭の奥が白っぽく霞んでいて、思考の輪郭がぼやけている。
それでもまだ「水曜日」という、どこか中途半端な場所に立たされている。
金曜の夜が近づいているわけでもなく、 週末の空気すらまだ遠い。
ただ、淡々と時間が進んでいくだけ。
この時間に襲ってくるのは、 「動かない」というより、「動くための理由が、どこにも見当たらない」という感覚だ。
スマホを手に取っても、すぐ置いてしまう。
部屋の隅に座り込んで、ただ息をしている。
「これから何かをしなきゃ」という声が頭のどこかで小さく鳴っているのに、 その声すら、どこか他人事のように聞こえる。
こういう夜を、私たちは普段「ダラダラしている」とか「集中できない」と片付けてしまう。
でも実際は、違う。
これは「やる気がない」のではなく、もうこれ以上、自分を一週間の物語の中に無理に押し込め続けることが、身体的に難しくなっている状態だ。
月曜から水曜まで、私たちは「ちゃんとやっている自分」を保つために、かなりのエネルギーを使ってきた。
その蓄えが、ここで尽き始めている。
今夜、心が重くて動かないなら、その重さをどうにかしようとしなくていい。
無理に「有意義な夜」を作ろうとしたり、「明日のために充電しよう」と自分を追い立てる必要もない。
ただ、床やソファに体重を預けたまま、何も生み出さない時間を通過させれば、それでいい。
この夜に意味を与えようとするのをやめること。
それが、今できる最も現実的な選択だ。
誰かに見せるための夜でも、明日への準備のための夜でもなく、 ただ「水曜日の夜だった」という事実だけを、静かに積み重ねる。
それで、十分だ。
あきらの一人ディシプリン(規律・訓練)は、 水曜日の夜に心が重くて動かないまま、そこにいるだけのあなたを、心から肯定します。
あきら
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